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旧劇映画の大スター 澤村四郎五郎再考

フィルモグラフィー

ここに掲載するフィルモグラフィーは、澤村四郎五郎の出演作を、封切館などの情報とともに、原則として封切日順に並べたリストです。PDFをダウンロードしてご覧ください。また、情報の典拠となる文献の出典や略称など表記上のルールについては、凡例をご参照ください。

澤村四郎五郎フィルモグラフィー

冨田美香(国立映画アーカイブ主任研究員)

凡例

  1. 本リストは、「日本映画データベース」(http://www.jmdb.ne.jp/)[リスト上ではJMDBと略記、以下同]、柴田勝氏の『沢村四郎五郎の記録 : (映画と実演)』(1980)・『天活、国活の記録 : (大正時代の映画会社)』(1973)・『映画と共に枝正義郎の記録』(1978)[柴田]、松竹株式会社[編]『松竹七十年史』(松竹、1964)[松竹]、澤村四郎五郎が記したと思われる「作品控帳大正9年~大正14年」(国立映画アーカイブ所蔵「澤村四郎五郎コレクション」より)[控]、1914(大正3)年10月~1918(大正7)年12月までの『都新聞 復刻版』(中日新聞社監修、1994-2021、柏書房)[都]所収の広告記事を基本資料として作成した。
  2. 四郎五郎が名前を伏せて出演していた1916年9月までの作品は、『活動寫眞雜誌』[リスト上では写真と略記、以下同]、『活動之世界』[世界]、『活動畫報』[画報]、『蒲田』[蒲田]、『蒲田画報』[蒲画]、『松竹畫報」[松画]から、グラビア、作品紹介、読者投書欄などで、四郎五郎の出演作と認められた作品および推定された作品をリストアップした。
  3. 作品名の表記および公開年月日は、第一に『都新聞 復刻版』[都]所収の広告記事、第二に『沢村四郎五郎の記録 : (映画と実演)』[柴田]、第三に『松竹七十年史』[松竹]、の順で採用した。作品名の表記は、出典資料の文字情報を角書含めてそのまま採用し、旧字はなるべく新字体に改め、送り仮名・ひらがなについてはそのままとした。出典によって異なるタイトルについては( )で記した。
  4. 作品の配列は、公開年月日順を基本とした。公開情報を上記資料から特定できなかった作品については、当該年の冒頭や末尾にまとめることはせず、制作順の記載と思われる『沢村四郎五郎の記録:(映画と実演)』[柴田]、「作品控帳大正9年~大正14年」[控]の配列を参考に配置した。