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豪傑児雷也

日本映画最初のスターである「目玉の松ちゃん」こと尾上松之助主演の忍術もの。歌舞伎や講談において、蝦蟇を操る妖術でお馴染みの児雷也の物語が、松之助のきびきびとした立ち廻りと、監督・牧野省三によるストップ・モーションや二重露光を駆使したトリック撮影を得て、映画ならではの変化に満ちた面白さが詰まった一作となった。日活京都の二枚目スター・片岡松燕が美青年・高砂勇美之助役で、名女形・片岡長正がなめくじに変化する綱手役で出演しているのも見どころ。

映画詳細

映画題名
豪傑児雷也
映画題名ヨミ
ゴウケツジライヤ
製作年(西暦/和暦)
1921(大正10)年
時間(分)
21
サウンド
サイレント
カラーの種類
白黒
製作会社
日活(日本活動寫眞株式会社大将軍撮影所)
公開年月日
1921年2月1日(浅草富士館)
スタッフ
牧野省三[監督]
キャスト
尾上松之助(児雷也)、片岡松燕(高砂勇美之助)、片岡長正(綱手)、大谷鬼若、市川寿美之丞
フィルム映写速度
16
備考
元素材は、1961年度に熊岡天堂氏旧蔵の可燃性35㎜上映用ポジフィルムを不燃化した35㎜インターネガ(フィルムストック:FUJI 1961-JS、尺長:1238フィート13コマ)